トップ >> ここ数年人気の活版印刷

活版印刷の温かさと懐かしさ

活版印刷の元になる組版は思っていたより重く、一文字一文字に味がある。昔はごくスタンダードだったものだが、データ化やデジタル化し現在ではあまり見ることが無くなってしまった。今では、はっきりとした文字が当たり前だが、活版で生み出された文字は思いもよらないズレや擦れ、凸凹を帯びた紙の雰囲気、それと伴い伝わってくる温もり。現代では逆に新鮮で、温かい。そこに注目して再び活版印刷を始めた人々がいる。時代の流れとともにオフセットへと移行していったが、機械をフル稼働させて行なってきた時代、またバブル崩壊などの煽りを受け厳しい時代へ。そして、今の時代にまた原点に立ち返って少しずつ大切に続け伝えていく人たちがいます。

直接手渡すものだからこそ

活版印刷で独自にできる凹凸感がクリエイターの方に見直され、ショップのオーナーや人との付き合いを大切にするこだわりを持った感性豊かな人たちに支持されています。また、挨拶状や名刺に使用され愛用されるようになって来ました。「心に残る印刷を」にこだわった職人や会社や団体が存続とその魅力を知ってもらう活動が全国でなされています。文具店などにも、個人でその趣を味わえる簡単な手動の活版のセットも販売されており手軽に楽しむことができます。手に直接触れる名刺や手紙、大切な方への案内状などは、特にこの良さが生きる場面と言えるでしょう。専門の会社で直接自身で刷れるところもあり、年賀状などで希望者が殺到しているようです。

印刷が日本に来た情報